発錆状況 |
原液取り出し例 |
「サビ出し剤 N」の設計指針
鋼構造建築物に於ける高力ボルト接合面は、建築物の性能を支配する重要な部位である。
従って鋼構造接合部設計指針(JASS6)によればボルト接合面は自然発錆による摩擦力補強が望ましいとあるが、工程上やむを得ない現状を鑑み 薬剤処理を容認している。
薬剤処理の場合、発錆処理による摩擦力の向上が必要であり、グラインダ−、ブラスト等により黒皮を除去した後、発錆処理加工を施す処方が好ましく、そして塗布後ボルトの締付けまでに必要な時間は気象条件と関連するので、注意を要する。
現今市販されている薬剤は、塗布後ボルト締付けまでの養生時間として24時間を標準としているが気象条件等による変動を考慮して48時間以上発錆時間を設けることを推奨するとの由。
以上この指針に則り安全性を重視し本製品を開発致しました。
「サビ出し剤 N」の一般性状
外観 | 無色透明液体 |
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比重 | 1.03(代表値) |
臭気 | 酢酸臭有り |
P H | 2.5(代表値) |
引火性 | なし |
溶解性 | 水に溶解 |
使用方法
- サビ出し剤Nを容器に小分けし、清水で7〜10倍に希釈使用する。(高濃度の場合発生しないことがあります)
- ハケまたはスプレーでたっぷり塗布する。その際、液が人体に触れないよう、又は液を吸い込まないように十分に注意下さい。この際塗布面に油分または汚れがあると均一に発錆しないので、これ等を除去してから塗布して下さい。
- 塗布後24時間で充分な発錆が得られますが、気象条件等により発錆効果に差異が生じます。
従ってボルト締付けまでの所要時間は48時間以上の養生を施すことにより安定化します。
なお気象条件が低温多湿の悪条件下では反応が阻害されるため上記以上の養生が必要です。
使用上の注意事項
- 塗布後24時間は雨にあたらぬよう保護して下さい。
- 塗布後、塗布面の通風を良くして下さい。錆の生成を促進させるため鋼材の重ね積みは避けて下さい。
- 本品は原液の劇毒性はありません、また法定上の管理制限もありませんが、腐食性物質であり、肌に触れない様ご注意下さい。 また銅を含んだ廃液は毒液性を生じますので適正な廃液処理をお願いいたします。
- 本品は酸性液ですので使用時には保護メガネ、保護マスク、ゴム手袋、保護衣を着用して下さい。
- 本品の保管管理、本品は僅かながら酸化気体を放出して、金属等に錆を発生させる要因あり、従って密封して風通しの良い所、直射日光に当たらない場所に保管して下さい。
詳細は安全データシートを御覧下さい。